私鉄新入社員彼氏と電力内定彼女のブログ。

とある私鉄の総合職に入社した新入社員の彼氏と電力会社に来年入社予定の彼女が、就活や仕事についてゆるく書いています。

【ぶっちゃけ話】「御社が第一志望です!」って言わなきゃいけないの?

面接で必ずと言っていいほど聞かれる、「うちの志望度はどれくらい?」「他にどんな企業受けてるの?」これって就活生にとっては意外と答えに困る質問ですよね^^; そこで今回は、私が経験から感じた”正しい答え方”をお伝えしたいと思います!

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企業はなぜ第一志望かどうか聞くのか

そもそもなぜ企業は「弊社は第一志望ですか?」と聞くのでしょうか?それはおそらく、内定辞退を防ぎたいからだと思います。多くの費用と手間をかけて採用活動をおこない内定を出したにもかかわらず、あっさりと辞退されてしまっては、企業としては大きな”損失”となってしまいます。そのため、事前に学生の入社意欲がどの程度なのか聞いておくことで、内定を出すかどうかの判断の参考にしようとしているのです。

これは、裏を返せば、どんなに優秀な学生であっても入社の意思が感じられない、もっと言うと「どうせこの人は内定を出しても蹴るだろう」と思われてしまえば、内定は出してもらえないということです。ですので、この質問に対する回答はある意味”命取り”になり得るのです。

常に「御社は第一志望」

内定をもらいたいのであれば、入社意思を示すためにも、常に「御社が第一志望」でなければなりません。もちろん、実際は第二志望以下であってもです。ここで間違えてはいけないのが、「第一志望」というのと「第一志望群」は全く違うということです!!

たとえば、鉄道会社が第一志望業界で○○鉄道が第一志望であるとき、△△鉄道において、「鉄道会社に就職したいので、御社が第一志望群です」というと、「鉄道会社だったらどこでもいいの?」「第一志望群、ということは、ほかにも第一志望の会社があるということだね」と解釈されてしまいかねません。「第一志望群」というのは、「御社以外にも、強く志望している会社がありますよ」という意思表示になってしまいます。そのため、「第一志望群です」とは言わないようにしましょう。

 第一志望と答えるからにはそれなりの根拠が必要

当たり前ですが、「御社が第一志望です」という言うからには、そう考える理由をはっきりと述べられなくてはなりません。つまり、「なぜ御社なのか(なぜ同業他社ではダメなのか)」を論理だてて説明できなくてはならないということです。人事を納得させるためには、筋の通った説明が必要です。具体的に言うと、

・自分の就活軸をきちんと説明する

・それに最も合致するのが御社であると伝える(「御社でないとダメ!」)

ということです。そのためには企業理念や中期経営計画といった企業研究が必要なのは言うまでもなく、”御社に合った”就活軸を組み立てておくことが重要なのです。

御社以外の志望企業や志望業界を聞かれたとき

面接では、「弊社は第一志望ですか?」という質問以外に、「志望度が高い企業を上から順に3つ挙げてください」「他にどのような企業・業界を志望していますか?」といった質問をされることが多々あります。このような場合は、どのように答えるのが正解なのでしょうか。

これはある企業の採用担当の方に聞いた話ですが、「御社しか受けていません」「御社以外は興味ありません」と答えるのは逆効果のようです。そもそもそんなわけはないので嘘をついていると思われますし、そういう学生は企業からすると正直”重い”そうです。志望度が高いのは嬉しいことだけど、他の企業も見たうえでうちを選んでほしい、とおっしゃっていました。

では、どう答えたらよいのでしょうか。これはあくまで私の考えですが、志望度が高い企業を他に挙げてくださいと言われたら、同業他社を挙げてもいいと思います。むしろ、その業界を志望していると言っているのに、同業他社を挙げなければ逆に不自然に思われてしまいます。大事なのは、そのなかでも御社がずば抜けて第一志望であると理由とともに伝えられることです。私も実際、「○○という軸で就活をしているのであれば、△△という企業もそれに当てはまるのではないですか?」「私鉄志望なら、□□という会社も志望度が高いのではないですか?」と面接で聞かれた経験があります。私はそれに備えて、その企業の企業研究もしていましたし、インターンシップに参加したりもしていたので、そのうえで自分が感じた御社の魅力について語ると、納得していただいたようでした。

また、業界をあまり絞らずに就活している場合、他の志望業界を聞かれると、「全然関係のない業界を言ってもいいのかな?」と悩む人もいるようですが、私は正直に答えてもいいと思っています。ただし気を付けてほしいのは、面接で述べた企業選びの軸とずれていない業界にしなければなりません。一見まったく異なる業界でも、たとえば「人を笑顔にする仕事」とか「社会を支える仕事」といったように何かしらの共通項があると思うので、それをおさえたうえで志望していることを伝えれば、矛盾のない説明ができるかと思います。

原則、嘘はつかない

人事は人を見抜くプロなので、固められていない嘘はすぐに見破られてしまいます。そのため、志望度に関しては原則嘘はつかない方が無難です。ただ、言わなくてもいいことはあると思います。あまりにも共通点のない業界を志望していたり、かたっぱしから多くの企業を受けたりしているということは、あえて言わなくてもいいでしょう。志望度に関する質問は必ずどこかのタイミングで聞かれるので、あらかじめどう答えるかは考えておくことをおすすめします^^

おわりに

私は基本的にありのままの自分をさらけ出すようにしていましたが、これが功を奏したのか人事の方からは「いつも正直で素直なところを評価しています」と言われたことがあります。がちがちに”就活用の自分”を作って臨むより、本当のあなた自身が垣間見える方が採用担当者からしても評価しやすいのだと私は思っています。就活スタイルは人それぞれですが、ありのままのあなた自身を評価してくれる会社が”本当にあなたに合う会社”かもしれません😊